反抗期というフェーズを迎えない為に必要な事

生活

我が家は男の子3人がいますが反抗期という事を感じたことはありません。

現在それぞれ、大学生、高校生、中学生ですが親から見ればかわいいものです。

休日にみんなで食事以外に出掛ける事はほぼ無くなりましたが、ディズニーランドくらいならまだ一緒に行ってくれると思っています。

親と一緒なら小遣いを使わずに済むということもあるとは思いますが、それだけではない要因を回想します。

幼少期での親子関係

子供が生まれた当初、仕事に行く私の立場からすると、妻は赤ちゃんといつも家に居て羨ましいと思う時がありました。

ただコレは大きな思い違いだと後々気づきます。

それは初めて父親として赤ちゃんと二人きりで留守番をすることになった時でした。

赤ん坊は泣く以外にコミュニケーション能力がありません。

言葉が通じない赤ちゃんにとって頼りは自分だけです。

なにか対処できない事態に陥ったりしないかと大きな不安感にかられました。

妻もそれは一緒で、しかも毎日でした。

赤ちゃんと一人で対峙した時に逃れられない孤独というものをこの時に痛感しました。

そんなこともあって、子供が赤ちゃんの時は出来るだけ父母協力のもとで育てたいと考えました。

母親にしか出来ない母乳による授乳に対して補助的な哺乳瓶での授乳など出来るだけ育児に励みました。

オムツ替え、沐浴からお風呂デビュー、離乳食、外遊び、本の読み聞かせ、紙芝居からの寝かし付け。

時間の許す限り子供の日常に寄り添いました。

赤ちゃんの時は親の方にしかほぼ記憶が無いとは思います。

ただ、そこに関わる事がその後の行動や家族関係の構築に大きな影響を及ぼすと思います。

生まれてからの積み重ねが親子での信頼関係を築き上げてきたのかなと今は思います。

小学校での親子関係

小学生では言葉が達者になる一方でまだまだ幼いのでコミュニケーションをたくさん取るチャンスです。

この頃は習い事や学習面で色々と時間を使うようにしました。

習い事ではスイミングやサッカーの送り迎えや自主練に付き合って一緒に練習をしました。

特にサッカーでは年齢やレベルに合う練習メニューなどを模索、一緒に実践しました。

朝練メニューをリストにして渡したり、練習の為の本を借りたり買ったりして読むように促したりしました。

ただこの時の対応として押しつけにならないように気をつけていました。

でもやはりサッカーでは試合などで気がつく事があれば指摘し、怒らせたり泣かしたりすることもありました。

上手く伝えるにはどうしたら良いか葛藤し、親として成長しなければならないと感じました。

私のせいで子供が気分を害している時はほとぼりが冷めるまで少し時間を置きました。

そんな時は妻が仲介に入ってフォローしてくれる事もありました。

落ち着いた頃にもう一度会話して、こちらが悪い時は謝り、また少しの時間で考えた解決策を提案したりなどします。

習い事に関しては親としてどうしても熱くなってしまう部分があります。

子供の成長への手助けと親の勝手な期待の折り合いをどうつけるか、非常に悩ましいものでした。

学習面では、仕事で時間がない時の関わり方を工夫しました。

その一つが別記事にも書いた交換日記です。

子どもが小さい時期の私は子どもが起きている時間は家に居ないのが常で子どもと会話するのは週末のみでした。

そこから会話だけがコミュニケーション手段ではないと考えて、文字など筆談のやり取りを思いつきました。

また時間のある週末は宿題でのアドバイス、夏休みは自由研究に一緒に取り組む事などして来ました。

それ以外にも、普通の学習ドリルと違う宮本算数教室の賢くなるパズルシリーズなどを本屋で物色しては子供に渡しました。

このシリーズは勉強というよりクイズのような問題なのでドーパミンが出て取り組みやすいように感じていました。

やった後にホメることで継続するように気遣っていました。

次男などは旅行に自主的に持っていって祖父母に披露するなどしていました。

また直接学習ではないですが、実物での学び(こちらが真の学び?)ということを意識して行ったと思います。

例えば、車のタイヤ交換を子どもが手伝った時の話です。

タイヤのナットの締め付けの時、てこの原理を身をもって体験させます。

最初、子どもは原理が分かっていないのでトルクレンチ(タイヤのナットを一定圧のトルクで締めつける道具)の長さの中央部付近などをもって操作しようとします。

長さのある道具の中央付近を持つ事自体は重心がその付近にあるため理にかなっています。

しばらく作業の様子を見てそれからコツを教えます。

ナットを回す時、力を入れる場所で有利不利がある事を学ぶようにします。

そして、ここで違う観点も教えます。

ナットが緩んでいる状態ではレンチを使用せずに指先で直接ナットを回す事で時間を短く作業できます。

このように、時間はかかるが大きな力を出す事が出来る方法と小さな力しか出せないがスピードが速い方法の両面を頭と体で理解するようにします。

小学校時代は思春期前で、親が多く子供に寄り添えるとても大事な時期だと思います。

ここでの親子関係が互いに大きな信頼性を育み、体と気持ちが大人に近づいていく中学生生活に影響することは間違いありません。

中学生以降の親子関係

中学生以降になると、父親の私は会話よりも行動で親として信頼されるように意識してきたように思います。

長男が初めて迎える定期テストでは、日程やテスト範囲の把握などから始めました。

塾には行っていないので教科書に合った市販の問題集を買ってはテスト範囲と照らし合わせて、やると良いページを付箋などで示したりしました。

下の子に行くにつれて定期テストへの私の関わりは少なくはなりましたが、その分長男が勉強の取り組む姿勢を見せてくれています。

中学の夏休みの自由研究も一緒に行いました。

テーマ決めから、実験準備、レポート作成までかなり時間を費やしました。

次男からさらに三男と自由研究への私の関わりは毎年恒例のように継続しています。

その他では、自分自身の日々の行動をサボらないように、スイミング、自重筋トレ、ストレッチなどなど。

行動は嫌でも見えるので、やっていないよりはやっている方が周りに良い影響を及ぼすと思っています。

まとめ

子供が反抗期を迎えないために以下が重要かと思います。

  • 幼少期での親子関係 出来るだけ育児に関わると
  • 小学生での親子関係 言葉や文書でのコミュニケーションを出来るだけ取る
  • 中学生以降での親子関係 行動で示していく

以上がまとめにはなりますが、そのほかには父親と母親が仲が良いというのは家族としての大きな基盤になると思っております。

確かドラゴン桜で東大に行くための条件の一つで、夫婦仲が良いことというのが有ったと記憶してます。

やはり子供は家に安心して居られることが何よりで、それが社会生活や学業においての軸となるかと思います。

男子3人、スマホに黙って向かっている時間もありますが、食事時は争うように話して盛り上がる時もあって、そんな時私は静かに微笑んでいます。

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