クリスマスツリーを既製品から自作のものにかえるのはどうでしょうか。
北欧のクリスマスツリーがシンプルモダンで格好良くてカワイイ
最初はクリスマスツリーを自作しようと思うキッカケの話なので飛ばしていただいて大丈夫です。
それまでのクリスマスツリーはモミの木を模した昔からあるような物でした。
飾り付けやLEDをつければ雰囲気は出るし、特になんとも思っていませんでした。
ただ、緑色の大量の刻み海苔のような擬似の葉っぱと枝にちょっとした不満がありました。
不満点はシーズン初めと終わりの時です。
- シーズン初め:ツリーの枝となる部分の針金を均等に開く手間アリ
- シーズン終り:飾っておいた間についた埃と共に切れた擬似葉っぱが舞う
特に年数を重ねると劣化が進むようでその量が増えたように感じていました。
我が家のツリーが安物だったということは否めないかもしれませんし、ファイバーの束からなるものなど他のツリーであれば問題は無かったかもしれません。
インスピレーションがわいたのは北欧のクリスマスツリーでした。
家に飾る程度のサイズをネットで調べると経済的余裕がないと個人所有は難しいと感じました。
そこでツリーを自作しようと思い立ちました。
ベニヤ板を買う
まずは確認として厚紙でミニュチュアで作ってみました。
これは2種類の形でそれぞれ3枚、合計6枚での構成です。
それらをテープでつけて上から見て放射状に開けば自立することが分かりました。
そこからオリジナルは組み立て式なのに対し、重なった板を開いて設置完了という独自方式を考えました。
紙と違って、板は厚みがある事は承知してましたがなんとかなると思い、製作に入りました。
最初に4ミリ厚のベニヤ板を買います。
我が家のツリーサイズは高さ約1メートル、最外径60cmで考えました。
その見積もりサイズから半径分30cm高さ90cmで放射状にベニヤ板を12枚重ねて構成することとしました。
板のサイズは約180cm×90cmで2枚。
早速ホームセンターに出かけ、目当ての板を買い、カットコーナーで180cmを6分割してもらいました。
形状の下書きをする
次に実際のデザインを下書きして、切る時の目印とします。
これは目当ての形状を拡大印刷コピーし適当な方法で板に下書きしました。
この時、下書き線が板に残るのを懸念して鉛筆で薄く描きました。
しかし、あとで分かったことで、切ったときのおがクズが線を隠すのである程度見えるように濃く描いた方が良かったです。
下書きにそって板を切る
つぎは切る段階に移ります。
2種類の形を6枚ずつ切ります。
6枚を重ねて一気に切りたいところですが、3枚を重ねて切ることにしました。
切る道具は電動糸ノコを使用します。
家には無いので板を購入したホームセンターの工作コーナーを利用しました。
糸ノコの刃は消耗品で自分で用意が必要との事でした。
店内で複数本入りの替え刃を購入しました。
いざ刃を取り付け、カットに入ります。
おがクズを息で吹き飛ばし下書き線を確認しながら慎重に板を滑らせていきます。
複雑な形状で板をあらゆる方向に回しながら切るので、糸ノコの支柱に当たることもあります。
その時は逆側から切るなどして対応しました。
3枚重ねたものを合計4回切って12枚の板を切り上げ、エッジに残る下書き線やバリを処理しました。
板を重ねて布で一体化する
2種類の形状を交互に重ねて平な辺で揃えます。
その状態をキープする為にクランプで挟んで固定します。
その状態で本の背表紙のように布を木工用ボンドで貼り付けます。
コレで12枚の板が一緒になり、ほぼ本体は完成です。
次はツリーの先端パーツを作ります。
材料は、残った端材から切り出します。
また12枚の板を均一に30度ずつ放射状に開いて保つためのパーツを作ります。
これで完成です。
コメント